『店舗体幹®』を鍛えて利益重視の店舗経営へ
髙橋店舗経営コンサルティング

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「言われたことはきちんとやっている。しかし、新しい提案がなかなか出てこない」

「問題が起きてから対応するが、事前に兆候を察知できない」

「目の前の業務に追われ、改善や改革が進まない」

皆さまの会社に、このような経営幹部はいないでしょうか?

 

経営幹部に求められるのは、与えられた業務を処理する能力だけではありません。問題の兆候に気づき、物事の本質を捉え、将来を見据えて先手を打つ力も必要ですね。

その土台となるのが幹部としての「感性」です。

 

感性が鈍ければ、問題があっても見過ごしてしまうかもしれません。環境が変化しても従来のやり方に固執してしまうかもしれません。その結果、競争力を失って会社の成長を妨げることにもなりかねません。

 

今回は経営幹部としての感性を磨くには、何を意識すればよいのかを見ていきましょう。

1.標準化・仕組み化できる業務を見極める

 

前年の改善点の振り返りを活かさずに毎年同じ業務を繰り返していたり、店舗ごとに異なるやり方を放置していたりする。このような状態を当たり前だと思っていないでしょうか?

 

標準化できる業務を洗い出してルールや手順書を整備すれば、業務の効率化と品質の安定に必ずつながりますね。

 

さらに重要なことは、効率化によって生まれた時間や労力を、新たな施策の立案や人財育成、業務改善に振り向けるということです。標準化や仕組み化は、コスト削減になる面もありますが、そのことよりも将来への新たな投資をするためと認識しておきましょう。

 

2.部分最適と全体最適を見極める

 

自部門の成果や担当店舗の利益を優先するあまり、会社全体にとって不利益になるような判断をしていないでしょうか?

 

例えば、特定の店舗が欠品を恐れて在庫を抱え込めば、店舗単位では安心できても、会社全体では過剰在庫や廃棄の増加につながる可能性がありますね。

経営幹部には、自部門の都合だけではなく、会社全体にとって何が最善なのかを判断する責任があります。

 

ただし一方では、全体最適を一方的に押しつけるだけでは、現場の協力は得られません。判断の背景や目的をきちんと説明し、現場の納得を得ることも重要です。

 

自部門の成果を守ることと、会社全体の成果を高めることは、必ずしも常に一致しているとは限りませんので、両者のバランスを考慮しながら判断していきましょう。

 

3.視点・視座・視野を変えて考える

 

問題を一つの角度からしか見ていないと、誤った判断を下す可能性があります。

「視点」は見る角度、「視座」は立場、「視野」は見る範囲を変えることです。

 

例えば、売上が低下した店舗に対して、接客力の不足だけを原因と決めつけていないでしょうか。商品構成、商圏の変化、競合の動き、お客様のニーズ、店長やスタッフの立場など、異なる視かたで検証する必要があります。

 

重要な判断ほど、自分とは異なる意見を聞き、複数の視かたをしてみることが大切です。

自分の考えに合う情報ばかり集めていれば、問題の本質を見誤ることがあります。自分が見落としていることは何か、と問い続ける姿勢が大切ですね。

 

4.マンネリ化を予防する

 

「これまでずっと、このやり方でやってきた」
幹部の口から、こんな言葉が出ていないでしょうか?

 

標準化は、業務の品質や効率を高めるために望ましい方法を定めることです。一方、マンネリ化は、目的や環境の変化を考えずに従来のやり方を繰り返すことですので、きちんと区別しておきましょう。

 

お客様のニーズも、競合の動きも、働く人の価値観も変化しています。過去に成果が出た方法が、これからも通用するとは限りません。

異業種の事例を学ぶ、普段接点のない人の意見を聞く、新しい方法を試すなど、意識的に変化を取り入れるようにしましょう。

 

経験豊富な幹部ほど、過去の成功体験が新しい発想を妨げていないか、振り返る必要がありますね。

 

5.経営TOPの意向と現場の意見を通訳する

 

経営TOPの方針を、そのまま現場に伝えて終わりにしていないでしょうか?

 

経営TOPの意向を現場が理解し、具体的な行動に移せるように、背景や目的、内容をかみ砕いて伝えることが幹部の役割です。

 

一方、現場の意見を経営TOPに伝える際も、特定の店舗や個人の声だけを報告するのでは、正しくない情報を伝えてしまう可能性があります。複数の店舗に共通する傾向や、その背景にある根本的な問題を整理し、全体像が分かる情報として伝える必要がありますね。

 

上からの指示を伝えるだけでも、現場の不満を届けるだけでも、幹部の役割を果たしたことにはなりません。双方の意図を理解し、組織全体が前進できるようにつなぐことが求められています。

 

■感性の鈍化は、組織の停滞につながる

 

経営幹部として、日々の業務をこなすだけで満足していないでしょうか?

 

改善できることを見逃していないか。自部門の都合を優先していないか。過去の成功体験に縛られていないか。そして、現場の声や経営TOPの意図を、本当に理解できているでしょうか。

 

感性を磨くことは、単に気づく力を高めることだけではありません。気づいたことを分析し、判断し、具体的な行動につなげることが大事です。

 

会社の成長が停滞しているとき、その原因は現場だけにあるとは限りません。経営幹部自身の感性や思考が、変化に追いついていない可能性もあります。

 

以上

 

あなたの会社の幹部は、常に感性を磨いていますか?

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