「いろいろ手は打っているけど、なかなか業績が改善しない・・・」
「どこに問題があるかがはっきりしない・・・」
業績が伸び悩んでいる会社の経営者からよく聞くご相談です。皆が忙しく働いているにもかかわらず、成果が見えてこないために従業員も疲れてきているという声をお聞きします。
今回は、伸び悩んでいる会社の打ち手として、やるべきことで何が足りていないのかを実例からご紹介します。
1.PDCAをまわしていない
伸び悩んでいる会社のほとんどが、この問題を抱えています。PDCAはPだけでも、Dだけでもだめで、PDCAをまわして初めて効果がでてくるものです。
多くのケースでは、なんとなく立てたPで、あとはDo、Do、Doの毎日、あまりCの振り返りもしないで次のPへ、ということをよく目にします。
ここでのポイントは、実績や市場の動向を見ながらきちんとPをたてて、実行したら必ず良かった理由や不振だった原因を振り返ることです。
その場かぎりの経営では先細りになってしまいます。
最近の予測しにくい市場の動向から、計画よりも臨機応変に対応することが重要とも言われていますが、
確かに臨機応変の対応は必要ですが、それは「PDCAをまわしながら、必要に応じて臨機応変に対応する」のが適切な考え方ですね。
2.ノウハウを蓄積する体制ができていない
自社にないノウハウを外部に委託するケースもあり、研修や特定業務のコンサルティングを外部に依頼することがあります。
この際に重要なことは、研修やコンサルティングを依頼した時に、
そのノウハウが自社に残るように、仕組みの構築や社内人材の育成も同時に図ることです。
これをしていないために、同じような研修やコンサルティングを何回も外部に依頼しているケースをよく見かけます。
一番望ましいのは、簡単ではないのですが、研修やコンサルティングで教えてもらったことを、次からは社内の人財が教えられるようにすることです。
あらかじめ、そのような人財を研修やコンサルティングに参加させておいて、ノウハウを吸収するようにしておけば実現可能ですし、実際に実現している会社もあります。
なにもその人財が講師やコンサルタントと同じレベルでできる必要はありません。必要な知識やスキルが受講者に伝わればよいので、やってみる価値は充分にあります。
3.数字で語らない
数字という事実をあまり使わずに、感覚で話していることが多く見受けられます。
例えば、何の商品・サービスが売れているのかという場合、「Aが売れています」とだけ答えるような場合です。
これだけですと、どれくらい売れているのかが分かりません。
・Aの昨年の売上に対して●●%伸びているから
・プロモーションの中でAだけがダントツで●●円、2位以下は総じて▲▲円以下の売上だから
などのように、数字で言ってもらえると同じ理解になりますね。
また、数字にはしにくいことに関しても、できるだけ数字で伝えるようにするとより理解がしやすくなります。
例えば、新人の接客レベルがどのくらい良くなったかなどを聞く時も、
・接客の合格レベルを80~100点だとすると、今は何点くらい?
・同じ店のAさんの接客レベルを10点だとすると、今Bさんは何点?
などのように聞くと、だいたい同じ理解になるはずですね。
4.毎年の売出計画を変えない
毎月やシーズンごとの売出計画をほとんど変えていないケースがあります。
昨年好調だった売り出しでしたら良いのですが、特に同じにする理由もないのであれば、昨年とは違った売り出しを検討する方が良いです。
「売り出しのテーマは同じだけれど、中身の商品・サービスが昨年とは違うから良い」という考え方もあり、一度はそれでもよいのですが、
「昨年と売り出しテーマは同じ&商品・サービスは違うもの」で実施しても成果がでないのであれば、売り出しそのものを変える検討をした方が良いですね。
5.人を育てる仕組みができていない
人は大事な財産とはいいながら、従業員の成長に向けた仕組みが整っていないケースも多く見受けられます。
キャリアパスが見えなかったり、新しい仕事への挑戦の機会がなかったり、現場のOJTが現場任せになっていたりしますと、なかなか従業員の成長も難しくなります。
自分の成長があまり期待できない状態は、従業員も敏感に察知しますので、そのことが離職にもつながりかねません。
人はある日を境に急に成長したりしませんので、だからこそ人財育成の仕組みは整えておく必要がありますね。
以上
あなたの会社にあてはまることはありますか?
