経営環境が益々厳しくなる中で、経営者のかじ取りが大事になっていくことはもちろんですが、経営者を支える経営幹部の役割もより重要になってきています。
今回は、経営が健全に回っている会社の経営幹部に共通している資質を見ていきましょう。
1.ものごとを論理的に説明できる
上長として部下に指示する時や判断する時に、その理由を論理的に説明しています。論理的に説明されていれば、部下の納得感は増しますし、仕事の進み具合も良くなります。
更に、論理的な指示や判断がされていれば、たとえその結果が期待通りではなくても、次の一手を練る際に前の論理が役に立ちます。
それは前の論理の前提や根拠を違うものにするだけで、新たな指示や判断ができるためです。
また、論理的な指示や判断を心がけていますと、感情的にものごとを進めることがなくなります。
人ですので時には自分の中で感情的になることはありますが、それを指示や判断というアウトプットの際には表には出さず、ひと呼吸おいて論理的に考えることが大切です。
2.経営者目線(全体最適)で考えられる
社内で起きた問題を、自部門だけの問題ととらえずに、会社全体として何が一番良い解決策なのかを考えています。
問題が起きた時に、まずは自部門内で問題を解決する方法を考えますが、
その問題は自部門だけで起きている問題なのか、解決するためには他の部門の協力が必要なのではないか、
この問題は今会社の中で優先して解決する問題なのかなど、経営者目線で一度考えてみることもとても大切なことです。
3.現場の空気感を察知できる
現場で実際に起きている顧客の反応やスタッフのモチベーションの良し悪し、現場の違和感などを現場訪問の際に察知しています。
店舗や施設で起きている目に見える問題は、毎週の報告書などをとおして経営幹部や経営者にあがってきますが、
問題が表面化する前の問題予備軍は、なかなかデータや報告書では見えてこないものです。
会社としては、問題予備軍が問題化する前にそれに対処することが望ましいですので、現場訪問の際には店舗や施設内をよく観察することが大事です。
4.先の問題、本質的な問題に焦点を当てられる
会社の目の前の問題を解決することも大事ですが、先を見通した問題のありかや色々な問題がおきる本質的な問題のありかを探そうとしています。
先を見通した問題のありかとは、このまま進んでいくと、将来(例えば半年後、1年後)には、新たな問題が起きてくることをいい、それを予見できるということです。
本質的な問題のありかとは、今表面化している問題から、何を根本的に解決すれば同じ問題が起きないようにできるかということです。
例えば、新人が育つ前に辞めてしまうことが全店的に起きている場合、個店の問題ではないと考えられますので、
新人を教えることが現場任せになっていないか、マニュアルや指導方法は確立されているか、部下を育成することが経営方針や人事評価制度に入っているかなどを見直す必要があります。
5.経営者へ提案できる
経営幹部として、経営者の最終判断をサポートするために、正確な情報を伝えたり、経営幹部としての意見を伝えたりしています。
経営幹部としては、現場の状況や経営環境の事実を、良いことも悪いことも経営者の耳にいれることはとても大切です。
特に悪いニュースほど早く経営者に伝えることが必要で、その際には対処方法も一緒に提案できることが望ましいです。
経営者に提案することは、通常は現場の長(店長、施設長など)ではなかなか立場上難しいですので、経営幹部が主体的に経営者に提案することが必要になります。
以上
あなたの会社の経営幹部に求める資質は何でしょうか?
