「もう少し様子をみます」「今はまだその時期ではないので」
目の前の大きな問題を認識しているにもかかわらず、なかなか問題解決に踏み出さない社長が時々いますね。
問題の先送りのリスクは大きいので、できるだけ早く経営判断として進むべき方向性を示す必要があります。
今回は決断しないことが原因で起きてしまうリスクについてみていきましょう。
1.決断を先送りにする理由とは
決断を先送りにしてしまう理由は、解決策の正解を探し続けてしまい、社長が迷ってしまうことがほとんどです。
「今は予算がないから」「社内の人財に負担をかけることになるから」などの理由で先送りされることがよくありますが、
それは「問題解決に踏み出さない」ための言い訳に過ぎないことが多いですね。
今は、何が正解かは分からない時代とも言われておりますので、
幹部とも一緒に検討しながら、最も良いと思われる解決策を決断して前に進めることが大切です。
2.決断しないことで起きるリスクとは
1)問題自体が大きくなる
問題解決が先送りになるということは、何も対処しないということですので、時間が経てば経つほど問題が大きくなってしまうというリスクがあります。
また、その問題が解決されないことによって、別の問題が引き起こされてしまう場合もあります。
例えば、店長たちの未熟なマネジメントにより、スタッフのモチベーションが下がり、離職者が増え、売上も減ってしまうなどは良く耳にします。悪循環に陥ってしまうケースですね。
2)現場運営が破綻する
問題を上層部に報告しているにも関わらず、何も会社としての動きが見えないようなケースが続きますと、
現場が「会社は暖簾に腕押し」だという空気になってしまいます。
その結果、問題の報告自体も減ってしまう、改善の提案もしなくなる、指示待ち人財が増えるといった状態になってしまいます。
それは問題をかかえながら今まで通りの店舗運営をすることになりますので、いつかは現場の運営が破綻するという事態に陥ります。
3)優秀な人財から辞めていく
成長意欲が高い人ほど問題意識が高いので、会社がどこへむかうのか、何のために働いているのかなどがあいまいなままでは、働き続けることが難しくなってきます。
その結果、優秀な人財ほど自分の将来に強く不安を感じることになりますので、辞める決断をする人が増えてしまいます。
3.決断する社長が言っていることとは
1)全てが正しい決断だとは思っていない
社長の仕事の一つは決断することだと認識しています。しかも、「いつも自分の決断が正しい」と思っている社長はあまりいないです。
社長が考えていることとは、リスクはもちろん意識しながら、進めた問題解決策の結果は、良くても悪くても次の経営判断をするための判断材料だと考えていることです。
すなわち、常に会社を前に進めることを前提にしているということです。
2)決断は早くする
決断をするための判断材料は、集めようと思えばいくらでも集めることができます。
ただ、問題は日々進行していますので、悠長に判断材料を集めているわけにもいきません。
多くの決断する社長は、ある程度判断材料が集まったところで進め方を決断しています。総じて検討する時間を長くとったりはしていません。
変化の早い時代の経営判断は、スピードも大事ということですね。
3)もっとも大きなリスクは、「決断しないこと」
問題は、大きくならないうちに解決しておくということは良く耳にします。
結果的に正しくなかった決断や最良のものではなかった決断もありますが、それはやってみて初めてわかることです。
一番怖いのは、そのような決断をしてしまったことではなく、決断しないことだと考えています。
社長に求められていることは、「正解を当てる力」ではなく、「決断して、会社を前に進める力」だといえます。
「立ち止まることは時代に遅れること」とも言われていますので、社長として前に進める決断をすることはとても大事ですね。
以上
あなたは経営判断事項を先延ばしにしていませんか?
