現在社長という地位につかれている方々から、将来の幹部を早い段階で見極める方法について聞かれることがあります。
若手の中から光る原石を見つけて、将来に備えて様々な機会を与えて育てるということも社長の大事な仕事ですね。
今回は、将来の幹部が若いころにどのような思考や行動をする傾向にあるかを見ていきましょう。
1.当事者意識を強く持っている
自分に与えられた仕事をただこなす人財はたくさんいますが、自分ごととして捉えている人財は多くはいないといえます。
自分ごととして捉えるとは、何ごとも他のせいにしないということです。
上長に言われたから、会社が変わらないから、環境が厳しいからというように、
自分の仕事を受け身的に捉えていると、成果が出た時はいいのですが、出なかった時に自分以外のもののせいにしがちです。
状況が厳しくても、自分ならこうしてみたい、こんな選択肢もあるのではないかなど、
自分ごととして仕事に取り組む姿勢を持っている人財は、今後伸びていく可能性が大きいですね。
2.知識を自社版へ変換することができる
仕事に関連した本を読んだり、外部セミナーに参加したりすることは、新たな知識を習得するための良い機会といえます。
一方で私のところに、
「本にこんなことが書いてありましたが、どうなんでしょうか」
「セミナーでこんなことを言っていたので、やってみたのですがうまくいかず・・・」
といった声をいただくことも多いです。
ここで大事なことは、知識を得る機会を自分で作っていることは素晴らしいといえますが、
ほとんどの場合それらをそのまま自社に活かすことは難しいということです。
何故なら、各社のリソース(仕組み、人財、組織体制、資金など)はそれぞれ違いますので、知識で得たことがそのまま当てはまることはほとんどないからです。
ここで必要なことは、それらの知識を自社に合うように変換して活用するということです。この視点と行動力があるかどうかを見極める必要があります。
3.上長への進言ができる
単なる改善案や他の選択肢の提示ではなく、自分の言葉で上長に対して敬意をはらいながら提案できることはとても大事な能力です。
上長が意思決定しようとする時などに、リスクの可能性を説明したり、より良い成果が見込める他のやり方などを提案したりすることは、
時として上長の機嫌を損ねる可能性もあり、なかなか言い出しにくい時もありますよね。
ただ、そのような状況でも、上長により良い判断をしていただくために進言できることは、結果として上長や組織メンバーにとっても良い組織運営ができることになります。
4.コミュニケーション力が高い
幹部になるということは、周囲の多くの人を巻き込んで仕事をすることになりますので、コミュニケーション力が高ことが求められます。
コミュニケーション力とは、相手にわかりやすく伝えること、タイムリーに伝えること、双方向にやり取りできることが揃っていることが前提です。
時々、「メッセージを送っておきましたから」「マニュアルに書いてありますので」といったことを聞きますが、
よくよく調べてみますと、重要度の高いメッセージも低いものも色々な部署から同じように送られていて、大事なメッセージが埋もれてしまうことがあるとか、
マニュアルには確かに書いてあるが、必要な個所になかなかたどり着けないような使いにくいマニュアルであったりなど、受け手のことが全く配慮されていないケースもよく目にします。
このようなことに気づけるかどうかがとても大事なことで、気づける人が業務の改善ができたり、新しい視点を持ち込んだりできるといえますね。
5.顧客視点を持っている
各人の仕事の結果が顧客にどのように繋がっているかを考えられることはとても重要です。
仕事に慣れてくればくるほど、仕事の早さとか、自分の仕事のやりやすさなどに重点が移ってしまうことがあります。
ただ、顧客のニーズは常に変化していますので、社内のやり方も常に顧客視点を持って必要に応じて変えていかなければいけません。
提供する商品・サービスにしても、接客、オペレーションにしても、顧客にとってどうか、顧客は満足していただけるかといった視点でいつも考えられることが必要ですね。
以上
あなたの会社には将来性のある人財は何人いますか?
