「今回のイベントは多くの顧客が来店されました!」
「この新商品は売れています!」
といった声は良く耳にしますね。
この時に大切なことは、「多くの」や「売れている」の程度が皆同じ理解で伝わっているかということです。
売上や客数、客単価などのデイリーで見る数字や、月や年間でみる財務諸表など、
もともと数字でデータがでてくるものは数字で語ることはできますが、普段数字で語ることが少ないものも多々ありますね。
今回は、数字で語ることによってより正確に伝わることについて見ていきましょう。
1.スタッフのスキルレベル
スタッフに必要なスキルは、接客や調理、施術など業界によって様々なものがありますが、それらのレベルを比べる時、数字で表してみるとより分かりやすくなります。
例えば会社が求める接客のレベルの合格ラインを80点だとすれば、80~100点までが合格点ということになります。
接客をしたことのない新人は最初は30~40点のレベルかもしれませんが、指導のおかげで50点→60点→70点→80点とレベルが上がっていきます。
このように改善点とともに、その時の接客レベルを点数として伝えてあげると、本人も分かりやすく、合格点までの道のりを把握しやすくなります。
2.業務効率の改善度
業務効率の改善もよく会社が取り組む課題です。これも数字に置き換えて表すと皆が理解しやすくなりますね。
例えば、今まで10の大きさの仕事を3人で分担していたところを、
システムの導入や重複業務の整理などで2人でやることができるようになる場合は、ひとり人員が浮くことになります。
また、今まで3人のスタッフがそれぞれ10の大きさの仕事をしていたところを、
指導や研修受講などによって12の仕事ができるようになれば、組織としての仕事量が30→36に増えることになります。
3.報連相の度合い
組織内の報連相(コミュニケーション)の度合いを知る上でも、数字になおしてみると分かりやすくなります。
例えば、上司から部下へのコミュニケーションが10だとすると、部下から上司へはどの位のコミュニケーション量があるかとか、
ミーティング内の各スタッフの発言量は、一番発言するスタッフを10だとすると他のスタッフはどれ位かなどといったことが分かりやすくなります。
これにより、店舗ごとの上司―部下のコミュニケーション量を比較して改善点を洗い出したり、発言の少ないスタッフに助言してみたりすることができますね。
4.マニュアル作成の進行度
マニュアルの更新が必要になることはよくありますので、その修正や再作成の進行状況を数字で表しておくと分かりやすいです。
例えば、マニュアルの修正・再作成が全て完了した状態を100%とすると、今は60%位まで進行しているというと、
今の立ち位置と残りをどれ位で完了することができるかが予測できますね。
また、既存のマニュアルを修正する場合と全くゼロから作る場合では、
作る手間や時間が違いますので、そのことを考慮しながら進行度(%)を表すことも大事です。
5.必要書類の提出率
社内では毎月提出する定型の提出物や都度発生する提出物がありますが、
これらの提出率を算出しておくことも課題の洗い出しにつながることが多いです。
期日までに提出された提出率を、組織別や人別に把握しておくと、
組織の連絡体制や店長のマネジメント力の違いなどが見えてくることがあります。
6.その他
数字で語ることは、店舗経営上とても大切なことですので、普段の会話からクセづけると良いでしょう。
例えば、店長候補のマネジメント力、会社の理念の浸透度、部下からの信頼度、他部署との協力度、定型業務/判断業務の割合、従業員満足度等など、
日常的な活動を数値化してみると、より具体的な状況が見えてきます。
以上
あなたの会社では数字で語るクセはついていますか?
