『店舗体幹®』を鍛えて利益重視の店舗経営へ
髙橋店舗経営コンサルティング

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昨今では若い世代が転職することはよく耳にしますが、社内での影響力も大きい管理職の転職も珍しくない時代になってきました。

期待をされて入社し、大きな成果を残す管理職もいるなか、一方ではなかなか新しい職場になじめず、思うように成果が出せない管理職がいることも事実です。

 

今回は、良い成果とともに、社内に良い影響がでるようにするための心がまえについて、中途入社管理職とプロパー管理職の両サイドから考えてみましょう。

1.中途入社の管理職の心がまえ

 

1)前職の成功事例をそのまま持ち込まない

 

転職する人(転職できる人)は、前職でそれなりの成果をあげて、他の会社でも通用する実績を持っていることがほとんどです。

ただ、よくある失敗事例の一つが、前職で成功したことをすぐに同じやり方で始めてしまうということです。

これはうまくいくケースもありますが、注意しなければいけないことがあります。

それは前職の会社と入社した会社では、企業文化も違いますし、社内の仕組みや人の力量も異なっているということです。

同じ条件ではないところでは、同じことをやっても同じ結果がでるとは限りませんよね。

何かを変えたり新しいことを始めたりする時は、

ひと呼吸おいて、どのようにすればスムーズに進めることができるかを考えてから行動するようにしましょう。

 

2)ポジションパワーではなく賛同者を増やす

 

中途入社の管理職には、入社した時から部下がいることになります。

「自分のやりたいことがある」「動かせる部下がいる」という状況が待っていますが、ここでも注意が必要です。

自分の部下はポジションパワー(役職で動かせる力)で動かせるかもしれませんが、

業務は一人の力だけで進められるものではありません。

更に管理職ともなれば自分の部署だけではなく、他部署とも協力して業務を進める必要がありますので、

自分の考え方や進め方に納得してもらえる人を増やしていくということがとても大切ですね。

  

2.プロパーの管理職の心がまえ

 

1)中途入社の管理職を入れる理由を考える

 

プロパー管理職だけでもうまくいっているかもしれませんが、

わざわざ外部から管理職を入れると会社が判断した理由を考えてみましょう。

今の時点で管理職に昇進させられる人財がいない、必要なスキルを持った人材がいない、

新しい風を社内に入れたいなど様々な理由があります。

少なくとも今の職場には足りないものを持った人を外部から入れるということですので、そのことをしっかり認識しておきましょう。

 

2)自分は何を学び、何を変えるのかを考える

 

中途入社の管理職は、前職で実績を積んできた人ですので、期待する部分は大きくあって当然です。

ただ、その人が何をしてくれるのかという受け身の姿勢ではなく、

その人が入ることによって自分は何をそこから学んで、何を自分として変えていく必要があるのかを考えるようにしましょう。

今までの社内にはなかった新しい視点や発見は、自分を成長させることにもなりますので、

進んでコミュニケーションを取りにいくことを心掛けたいですね。

 

以上

 

あなたの会社の中途入社管理職は、どのような良い影響を与えていますか?

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