昨今の厳しい経営環境の中では、毎日が益々忙しくなってきています。その陰で経営に必要な大事なことが意識されにくくなっていることも事実です。
今回は会社を健全に成長させるために必要なことの中から、今特に見直したいものについて考えてみましょう。
1.理念浸透が大切なワケ
「あなたの会社の理念や行動指針などは従業員に浸透していますか?」
現代のように経営環境が不安定で、なかなか経営の正解が見えにくい時には、会社の方向性がぶれないようにすることが必要です。
そのためには理念が社内に正しく理解され、浸透していることがとても大事です。
うまくいっている会社では、理念に沿った話題を朝礼で話し合ったり、
人事評価の項目に「理念を意識した行動」などを入れて、上司と部下がその内容を確認したりしています。
従業員に理念が浸透していますと、業務の判断基準が統一されて、各々の行動にも一貫性が保たれます。
また、同じ方向に向かって仕事をする従業員には一体感も生まれて、従業員同士のコミュニケーションも活発になります。
その結果、風通しの良い職場になり、成果もより質の良いものが生まれるようになります。
更に、理念が隅々まで浸透しますと、理念に合わない(賛同できない)人が自然に去ります。
そのかわりに理念に合う人を採用することになりますので、結果的に全員が理念に共感し、良いチームワークが生まれることになります。
2.AIを日常的に使うことが大切なワケ
「あなたの店や本部ではAIを毎日使っていますか?」
AIの使い方の研修や外部セミナー、書籍などは、目にしない日がないくらい日常的な関心事の一つになりましたね。
しかもAIは日に日に進化をとげていますので、新しいツールや機能が増え続けています。
このような状況ですので、時代に取り残されないように、AIを使って慣れておくことが大事ですし、
小さなことでも仕事に活かすことを考えるようにしましょう。
販促策のアイデアだしやSNSのテキスト原稿作成、プレゼン資料や販促報告書の作成、
市場の売上データの収集など、何ができるかを知っておくことも大事ですね。
一方、AI自体にも注意書きがありますが、AIからの情報の正確性は自分で確認することが必要です。
また、その情報が正しいとしても、自分の会社に合っているのかという妥当性についても自分で確認するようにしましょう。
このようにAIの活用と正確性・妥当性の確認を続けていくことによって、
自分自身の仕事の質が上がっていきますので、是非従業員にも日常的にAIに触れるようになって欲しいですね。
3.勝ちグセが大切なワケ
「売上高の数値だけを追っていませんか?」
毎日の売上目標が達成されなくて、気持ちが暗くなることは誰もが経験することですよね。
店の雰囲気にもそれは表れてしまいますので、店に入っただけで明るく活気のある店なのか、
そうでない店なのかは顧客に伝わってしまう、とはよく言われることです。
ただ、負の結果が続いても、店の雰囲気を暗くしないことは、
顧客に店内体験を楽しんでいただくためには必要なことです。
そのような時には、店全体の売上以外のものにも目を向けてみましょう。
目標を達成するという勝ちグセは、小さな目標でもよいのです。
例えば、店の売上目標が達成されていなくても、
・キャンペーン商品・サービスの売上目標は達成できた
・新人のトレーニングが予定より1週間早く完了して戦力になった
・週2回のSNSアップを皆で協力して今月はやり切った
などのようなことです。
売上が悪くても、何か達成できたことを探してみましょう。
そしてそれをスタッフ全員にきちんとフィードバックして、できていることを認めてあげることが大事です。
人は認められるとモチベーションがあがり、発想も前向きになり、動きも活発になりますよね。
以上
あなたの店ではAIをどのように活用していますか?
